本サイトの監修について

森林環境教育プログラムについて

私たちは山や海や川に出かける時はもちろんのこと、計画を立て準備をする段階から、なぜか胸がわくわくするものです。このような気持ちは、年齢や国籍を問わず同じように感じるものだそうです。

そういえば、私たちのおじいさんやおばあさんたちが子どもの頃までは、多くの人は遊びの中で自然とふれあう経験をもっていました。春にはワラビやイタドリなどの山菜採り、夏には水遊びや魚釣り、カブトムシやクワガタなどの虫探し、秋にはアケビやシイ、クリ、キノコ採り、冬には小動物を捕るための罠づくりなど、季節ごとに自然と触れ合い遊びながら家の手伝いもするという“生活遊び”をしていました。

私たち人間が地球上に誕生して今までの99.9%の時間は、生きるために食べ物や薬草類、その他生活に必要なすべてのものを自然の中から見つけだし、利用できるように工夫改善の経験を積み重ね続けた時間といわれます。

このように、私たちが今の豊かさをつくり上げた根っこには、森や海、川などの自然との触れ合い、関わり合いを続けてきた“生活遊び”の学習活動があったことを忘れてはならないと思います。自然と時間をかけて広く深く触れ合うこと(学習)は、これからも大切なことです。

宮崎県の森には、感動するような自然と出会い、触れ合い、学習できる充実したコースが用意されています。

本サイト監修 河野耕三 プロフィール

河野耕三 プロフィール

 1948年、宮崎市青島生まれ。専門は植物社会学。県立高校の生物教諭として教壇に立つ傍ら、35年以上にわたり日本全土の植生調査や綾の照葉樹林の豊かな植生と民俗文化の調査研究などに携わってこられた、宮崎県を代表する植物学者。
 県立高校を退職後は、宮崎県綾町の照葉樹林文化推進専門監に着任し、国内で5ケ所目となるユネスコエコパーク登録に尽力され、全国で初めて自治体が主体となって申請書を書き上げた中心的存在。現在も照葉樹林を基盤とした循環型自然共生社会の実現や、照葉樹林の保護、復元を図る「綾の照葉樹林プロジェクト」などに学識経験者として中心的な役割を精力的に担っておられ、綾町の地域づくりにも多大なる貢献をされている。
 当サイトおよび学習ゲームアプリ「クイズで学ぶ ひなもり物語」の監修を行われ、樹木の植生だけでなく、社会学的見地を踏まえた木々と日本人、特に九州の暮らしとの関わりを、環境教育に盛り込んだ内容となっている。

主な受賞歴
宮崎日日新聞賞・科学賞(平成19年)
文部科学大臣優秀教員表彰(平成20年)
宮崎ロータリークラブ職業奉仕賞(平成25年)
観光振興事業功労者表彰・日本観光振興協会九州支部長表彰(平成25年)
宮崎県地域づくり顕彰・大賞受賞(平成26年)

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